猫の体温について

猫の体温について

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猫と体温計の画像

ネコちゃんの平熱は何度?

結論

38.0~39.0℃くらいが平均
ネコちゃんの平熱は何度か知っていますか?人間(日本人:10歳~50歳)の平熱の平均体温は36.89℃です。もちろん個人差はありますが、約7割の人が健康な体温と言われる36.5℃~37.2℃の範囲に収まるとされています。ネコちゃんは人間よりも平熱が1℃以上高く、38℃台が平熱とされています。また、ネコちゃんは砂漠型の動物といわれており、高温環境に適応する生体メカニズムを有しているため、寒さには弱い動物です。体温に異常がある場合は、恒常性が保たれていない状態であるという認識が必要です。

ネコちゃんの発熱は何度から?

結論

体温が39.5℃以上なら高め、40℃を超えると発熱
一般的に39.5℃以上の場合は発熱の疑いがあります。平熱より1℃以上熱が高い場合は注意が必要です。ネコちゃんの発熱は病気のサインであるケースが多いので、平熱よりも高いときは注意が必要になります。ただ、運動後やこたつに入った後は一時的に体温が高くなりますので、「いつもより体温が高い気がするけど大丈夫かな?」と感じた際は少し様子を見て、それでも高いなと感じた際は動物病院へ行くことをおすすめします。

猫が発熱した時のサインは何かある?

私たち人間も熱が出た時は頭がぼうっとする、体がだるくなるなどの症状から熱っぽさを感じます。ネコちゃんも人間と同じで「体が熱い」「元気や食欲がなくなる」「ぐったりする」「呼吸が速い」などの症状が見られます。これらの症状は発熱のサインとなりますので、気づいた段階で病院に行くことをおすすめします。

発熱に加えこんな症状が出たらすぐに病院へ!

<こんな症状が出た場合はすぐに動物病院を受診してください>
  • 激しい嘔吐や下痢、血便
  • けいれん発作
  • ぐったりしている、意識がない
  • 陰部から膿が出ている

また、発熱の原因としては、ウイルス感染症や細菌感染、異物誤飲、悪性腫瘍など、さまざまな病気が考えられます。感染症の中でも猫白血病ウイルス(FeLV)に感染すると、1~2週間程度でウイルスが急激に増えて不調が出始めます。進行すると白血病やリンパ腫などの血液のがんをはじめ、貧血や免疫の異常を引き起こし、2~3年で亡くなるケースが多く見られます。健康な猫で感染が成立する割合は30%ほどと言われています。エイズなど免疫不全があると感染しやすくなります。猫コロナウイルスは通常であればあまり状態が悪化しないウイルスで、感染している猫も多いのですが、ストレスなど、何らかのきっかけで悪性に変異すると猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症することがあります。猫伝染性腹膜炎(FIP)は発熱症状が出ることが多いです。

発熱時の対処法

応急処置はどうしたらいいですか?

家でできる発熱時の応急処置としては、ネコちゃんの火照った体を冷やしてあげることです。脇や首、うち太もも部分には太い血管があります。保冷剤をタオルで包み、内股や首の周りを冷やしてあげたり、体全体を濡らして風を当てたりするなどが挙げられます。ただ、ネコちゃんは熱中症になりにくいので、発熱が見られたら基本的に動物病院を受診してください。

人間用のスポーツドリンクをあげてもいいと聞いたけど本当ですか?

発熱で下痢がひどい時や重度の脱水症状が疑われる場合は与えても問題ありませんが注意が必要です。ポカリを始め、人間用のスポーツドリンクには点滴と同じような成分が含まれていますが、ネコちゃんにとっては糖分が非常に多いのでそのまま飲ませないようにしてください。

最近では猫用の経口補水液も販売されており、人間用よりカロリーが低く、ネコちゃんの体液のイオンバランスに近い成分が入っているため、いざというときのために常備しておくとより安心です。

注意① 飲ませるときは必ず水で2~3倍に薄めて与えましょう。
注意② キシリトール入りのスポーツドリンクは中毒を起こす危険性があるので、成分表は必ず確認して下さい。

人間用の解熱剤は飲ませても大丈夫ですか?

絶対に与えてはいけません。愛猫が苦しそうにしている様子に耐えられず、人間用の解熱剤を飲ませてどうにか熱を下げてあげたい…と思う飼い主様もいることでしょう。ですが、人間用の薬にはネコちゃんが中毒を起こす成分が含まれている場合がありますので、絶対に与えないでください。動物病院でネコちゃんに合ったお薬を処方いたしますので、発熱が疑われる場合は受診してください。