犬パルボウイルス感染症

犬パルボウイルス感染症

犬パルボウイルス感染症ってどんな病気?

症状について

パルボウイルスによる感染症で、数日~2 週間ほど潜伏した後、様々な症状を発症します。最悪の場合は死に至ることもあるとても危険な病気です。犬パルボウイルス感染症は「発症する年齢や症状」によって「心筋炎型」と「腸炎型」の 2つに分けられます。検査すると白血球が著しく減少していることが特徴として挙げられます。

心筋炎型

※新生子(生後 2 週まで)の突然死の原因の一つですが、近年ではほとんど見られなくなっています。

  • 突然ぐったりする
  • 呼吸困難を引き起こしている
  • 食欲低下

腸炎型

  • 食欲低下
  • 嘔吐
  • 血が混じった下痢
  • 発熱(39.5℃以上になると発熱状態、平熱は 38.5℃前後と言えます)

主な原因について

パルボウイルスに感染することで発症します。感染経路は、パルボウイルスに感染した犬の「便や嘔吐物によって排出されたウイルスを直接、または間接的に口や鼻から取り込むこと」で感染します。パルボウイルスは感染力が非常に高く、場合によっては爆発的に感染が広がり大きな被害をもたらすこともある危険な病気です。現れている症状に合わせて対症療法、支持療法などを行っていきます。治療が遅れると命に関わってきますので、該当する症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

かかりやすい犬種はある?

かかりやすい犬種は特になく、どの犬種でも感染する可能性がある病気です。特にワクチン接種が済んでいない子犬は感染しやすい傾向にあります。感染力と致死率が高いため、必ずワクチン接種することをおすすめします。