マイクロチップ

マイクロチップ

マイクロチップとは

マイクロチップは、直径2mm、長さ8~12mm程度の円筒形で、表面はガラスで覆われていて体内で動かないように作られています。電子タグに15桁の数字が登録ができ、この番号を専用のリーダーで読み取ります。リーダーは全国の動物センターや動物病院に置かれています。

マイクロチップの装着は、専用の器具を用いて、必ず獣医師が獣医療行為として行わなければなりません。※2022年6月施行される動物愛護法よって、ペットショップなどで販売される犬・猫へのマイクロチップの装着が義務化、一般の飼い主様(飼育者)に対しては努力義務となりました。 

マイクロチップ装着のメリット

飼い主様が愛犬や愛猫にマイクロチップを装着する最大のメリットは、万が一離れ離れになってしまった場合でも、再会できる確率が高くなるということです。
2011年の東日本大震災の際のある自治体で保護された犬猫の例だと、迷子札や鑑札、狂犬病予防注射済票を身に着けていた場合は100%飼い主様が判明しましたが、迷子札の付いていない首輪のみの場合は、判明したのが犬は0.5%、猫はゼロだったという報告があります。迷子札や鑑札、狂犬病予防注射済票の場合は、外れてしまうというリスクもありますので、万が一のために備えて併用するのことをおすすめします。

当院取り扱いマイクロチップは新型のNITTOKUスマートチップⅡになります。

スマートチップの特徴

①一般的な大きさが2mm×12mmに対して、スマートチップは1.5mm×8mmです。

②スマートチップでは下記のデータを登録する事ができます。
・15桁の固有ID
・ワン、ネコちゃんの名前
・性別
・犬猫種
・連絡先(飼い主の住所や電話番号、かかりつけの病院..)
・狂犬病の予防接種日やワクチンの種類など

③針が国内で最も細い為、更に痛みが軽減されているので、ご安心ください。

装着方法

皮下注射をして装着します。場所は首の後ろの背骨よりも少し左側。耐久年数は約30年なので交換不要です。不妊手術の際に装着することをおすすめします。

スマートチップリーダー

スマートチップインジェクター

料金

4,400円。マイクロチップは無麻酔で挿入することもできますが、痛みを伴わない麻酔時の手術のタイミングでチップを入れておくことをお勧めしてます。

登録方法

STEP 1

動物病院でもらう登録用紙に必要事項を記入。

STEP 2

登録料をネット決済もしくは郵便局で振り込んで受領書をもらう。

※ネット決済の場合マイクロチップ登録料のクレジット決済完了の際に表示された「決済番号」を、申込書複写紙2枚目の「日本獣医師会送付用」用紙の赤枠(点線)内に記入し、専用(緑色)の封筒にて送付

STEP 3

受領書を貼って専用封筒で登録申込書を送付します。申し込み後、不備がなければおおよそ2~3週間で登録が完了します。

マイクロチップの装着をご希望の方は当院までご来院いただければ当日装着可能です。